玄海原発再稼働反対の署名運動を始めます

*集約は5月末です*
「さよなら原発!佐賀連絡会」からのお願いです。
昨年末、私たち脱原発を求める佐賀県内8団体は、玄海原発をなくすため、相互の連絡協議、情報共有をすすめ、お互いに活動を補完しあう緩やかなネットワークとして、『脱原発 佐賀ネットワーク』を発足させました。(2015年12月16日)
玄海原発再稼働が迫る中、まずは佐賀県知事と佐賀県議会に対して「玄海原発再稼働を認めないよう求める署名」を共同して取り組むことになりました。
玄海原発で事故が起きたら、全国に被害が及んでしまいます。全国からの署名を募りますので、ぜひご協力ください。
署名用紙を以下からからダウンロードして、お手数ですが佐賀連絡会(843-0024 佐賀県武雄市武雄町富岡 9615 猿渡メリー 気付)、または構成各団体あてにご返送ください。
取り扱い団体が空欄のもの
取り扱い団体が佐賀連絡会のもの
1401577.gifネット署名はこちらです。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b7b6e6f4415932

(下の画像クリックでも取り扱い団体が空欄のpdfに)
petitionsaga.jpg
以下は署名文の内容についての説明です.
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署名の文章内容についてのメモ(2016年1月29日記者会見)
            脱原発佐賀ネットワーク 豊島耕一

Ⅰ 福島県の避難者数(福島県ホームページ[1])
県外 43,497人,県内 56,449人  計 99,977人(2015年12月10日時点)

Ⅱ 関東・東北の汚染状況
 1)群馬県高崎市で観測した大気中の塵のセシウム137の濃度[2]は,2015年9月は45〜79マイクロベクレル/立方メートル.これは福島事故以前の百倍以上の濃度.
 2)食品の出荷制限が2品目以上指定されているのは,福島県以外にも,岩手(16),宮城(18),茨城(8),栃木(17),群馬(7),千葉(7),長野(2)の7県(カッコ内は対象品目数.2015年10月2日現在,農水省サイトによる[3])
 3)土壌汚染濃度: 各県の最も汚染値の高いサンプル (単位はベクレル/kg)

岩手県 760,宮城県 2,740,山形県 270,福島県 203,000,茨城県 760,栃木県 2,850,群馬県 970 ,埼玉県 840,千葉県 800,東京都 320,神奈川県 460,新潟県 150,長野県 140(農水省2012年3月発表の農地データ)

Ⅲ 原子力緊急事態宣言
  福島第一原発 2011年3月11日19:03 発令  2016年1月現在 継続中
  福島第二原発 2011年3月12日07:45 発令  2011年12月26日 解除

Ⅳ 新規制基準が「世界最高水準」は虚言
 例
 1)IAEAの「深層防護」の考え方には「第5層:放射性物質の放出による放射線影響の緩和」があるが,新規制基準にはない.(住民避難計画,実効性が審査対象外)
 2)欧州加圧水型原子炉(EPR)では,メルトスルー対策として耐熱性のコアキャッチャーが設置されるが,わが国の加圧水型炉では「貯め水受け止め」.
 3)加圧水型原発のフィルター付きベント設備の設置を5年間猶予.西欧諸国では1980年代にほとんど設置されている.

Ⅴ 「避難計画は住民被ばくが前提」とは
被ばくを予測・予想して避難するのではなく,実測の数値によって避難を決めるため.たとえば,5〜30キロ圏(または以遠)で毎時20マイクロシーベルトが観測された場合,1週間程度以内に「一時移転」とされているが,もしこの線量が7日続けば積算線量は3.36ミリシーベルトとなり,一般人の年間許容量1ミリシーベルトを超える.
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[1] http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/shinsai-higaijokyo.html
[2] http://www.cpdnp.jp/pdf/151119Takasaki_report_November19.pdf
[3] http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000083789_14.pdf

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